安月給の会社員が中古戸建てを現金一括で購入した理由

持ち家か賃貸か、は永遠のテーマとしてメディアやネットを賑わせる人気トピックですよね。

それぞれのメリットとしてよく言われているのが

賃貸なら「仕事や家族の変化に対して柔軟に対応できる」

持ち家なら「自分の自由にできる」「家賃と変わらないくらいの支払いを続けて住宅ローンの支払いが終われば自分の所有物として資産になる」

という感じでしょうか。

今回は4人家族のたくろー家がなぜ賃貸マンション暮らしから中古戸建て現金一括購入に至ったのかを書きたいと思います。

目次

結論:親から資金援助があった

まず結論から言うと住宅戸建て購入に関してお互いの両親から資金援助の申し出がありました。

妻の両親からは妻の実家近くに住むことを条件と出されたのですが、当時住んでいたマンションも実家に近かったため特に問題なく快諾しました。

このため住宅ローンを組んで住宅ローン減税を受けるメリットが薄くなったため現金一括購入を行う流れとなりました。

賃貸マンションの所有者は義父だった

見出しの通り当時住んでいた賃貸マンションは義父が所有していたマンションでした。もともとはたくろーと結婚する前に妻の家族が住んでおり、その後妻の家族は改築した祖父の実家に引っ越しをしました。

引っ越した後は義父が自己所有のマンションを賃貸に出している、という状態でした。

結婚して数年経ったある日、義父から「賃貸に出していたマンションの人が退去する予定なんだけどそこに住む?」と言われたので、妻と相談した結果承諾してそのマンションに住むことが決定しました。

ある日突然義父からマンションを出ていくように言われる

それから約6年間賃貸マンションとして過ごしていました。身内のマンション賃貸でしたが契約書も交わして家賃もきっちり支払ってました。それにより会社からも家賃補助をいただけたので、それなりに余裕を持った生活を送ることができてました。

そしてその生活が一変した運命の日に義父に言われたのが、

マンションの近くにパチンコ屋ができる予定らしくて、資産価値が下がる前に売却したいから出てってくれない?

と急に言われました。

パチンコ屋ができるから資産価値が本当に下がるのかな?と頭の中をぐるぐる回りましたが、マンション所有者の義父に出ていくよう言われたら従う他ないのでその日にネットで物件探しを始めました。

どんな住宅に住むのかを考える

義父からさらに言われたのが、

「早くマンションから退去してもらわないと物件が売れないので、できるだけ早くしてね」

と言われました。

住宅購入について何も知識がない状態だったのですが、たくろーが住宅購入の条件としたのが

  • 戸建て住宅
  • 子どもが転校しないですむ近場のエリア
  • 中古の戸建て

でした。

戸建て住宅が欲しい理由

集合住宅であるマンションにはセキュリティ面など、戸建て住宅にはないメリットが多数あります。しかしたくろー個人としては見過ごせないデメリットもあり、それがあってマンションはもういいかなぁと思う部分がありました。

よく覚えているのが大規模修繕など共用部分の修繕や物事を決める時にいちいち集会に参加して話し合いを持たないといけないことです。これが結構揉めることが多いし精神がごっそり削られます。

本来は賃貸住まいなので出席する必要はないのですが、義父に頼まれて代理で参加していました。忙しさを理由に欠席することができたので後半は欠席するようになりましたが、自己所有の方たちは「管理費や修繕積立金がどうなっているのか」、「無駄な出費がないのか」など確認したい方はちゃんと参加している感じでした。

それとは別に、数年に一度は理事会の役割が回ってくるので簡単じゃない雑務も回ってきます。

特に築年数がだいぶ経ってるマンションだと老人が多いので、悪気はないのかもしれませんが現役世代との世代間対立、というのもありました。

機械式駐車場の経年劣化で修繕が必要という話が出た時に、組合費から高い修理費が発生することが分かると老人達は車を使わない率が高いため、機械式駐車場を撤去したい派の老人と仕事や保育園の送り迎えで車が必須な現役世代の対立が起きました。

結果は老人達の勝利となり機械式駐車場の撤去が決まりました。

1家に1駐車場は敷地内に必ず止められることになっていたのに、2割の世帯は止められなくなりました。しかも長いこと住んでいる人たちが優先的に敷地内駐車場に止められるというルールを勝手に施行するという暴挙も行われました。

ここまでされるのかと絶句した覚えがあります。たくろー家も敷地内に止めていた駐車場を追い出されることになり、本当に理不尽だなぁと怒り心頭でした。

これらを経験したたくろー家は「次に住む家はいつになるか分からないけど戸建てにしよう」と妻と話し合いを行っていました。

今回義父からマンション退去の話があったので戸建て住宅のみを検討することにしました。

子どもが転校しないですむ、近場のエリアで戸建て物件を探す

小学生の子ども達は現在通っている学校で特に大きなトラブルもないのでそのまま通えるように物件を探すことにしました。

僕も妻も小学生の頃に転校を経験しているのですが、今まで仲良くしていた友達と別れたり生活が大きく変わるのは寂しかった記憶がありました。

子ども達にも家を探している話しをしたのですが転校は絶対に嫌だと言っていたので、転校しないですむ近場のエリア内で物件を探すことにしました。

中古の戸建てが良い理由

たくろーは新築の戸建てより中古の戸建ての方が良いと考えています。これは新築の物件にはハウスメーカーの利益だったり広告費がごっそり上乗せされているので基本的に割高だと感じているためです。

ですが中古でもあまりに古いと修繕にお金がかかるため、築5年以内の戸建てを条件に探すことに決めました。

住宅ローンを組むか現金一括で購入するか

ネットで物件を見つけて内覧をして物件購入の条件をすべて満たしている中古戸建てを見つけることができ、購入することを決めました。

その際に住宅ローンを組むか現金一括で支払うかで悩みました。

一般的には一括購入する現金がそもそもない場合が多いので住宅ローンを組む以外の選択肢がない場合がほとんどだと思います。

しかし当時株式投資で4000万円近く保有していたたくろーは、現金一括購入も不可能ではないため色々ネットで調べて情報を集めていました。

住宅ローンを組むメリットとしては、

  • 手持ち資金を残すことができる
  • 住宅ローン減税の制度が使用できる
  • 団体信用生命保険に加入できる

という部分でしょうか。

現金一括購入のメリットとしては

  • 金利の影響を受けない
  • ローン代行手数料等の支払いがない。そもそも払う必要はないのだが請求してくる業者が多い
  • 月々の固定費が大きく減らせる

という部分だと思います。

不動産仲介業者はありとあらゆる手を使って、親切を装って色々なことを提案してきます。

例えばクリーニング業者や引越し業者、特定の銀行で住宅ローンを組むように進めてきます。これらのほとんどが紹介料を掠め取ろうという考えで提案してくるので本当に気をつけたほうが良いです。

とにかく精神的に疲れました。

お互いの両親に進捗を話したら資金援助の申し出をされる

その後、購入物件の情報を両親に伝えたところ住宅購入に対しての資金援助をしてくれると言ってくれました。義父からは実家から近い物件であることを条件に援助を申し出てくれました。購入物件も妻実家から近かったので問題なく条件はクリアできました。

お互いの両親から資金援助をしてくれることになり、総額は1500万円となりました。この援助資金を住宅購入に当てることで住宅取得等資金の贈与税の非課税措置が適用されます。翌年の確定申告の時期に申告することで非課税の手続きが完了されますので忘れずに申告しましょう。

いただいた資金を住宅購入に当てずにフルローンを組んでしまうと、両親からの資金援助に対して贈与税を払わなくてはいけなくなるので必ず住宅購入資金に使いましょう。

まとめ

たくろー家が住宅を現金一括で購入した一番の理由は両親から資金援助の申し出があったからです。もし資金援助がなければフルローンで物件を購入していたと思います。

物件価格は住宅価格や仲介手数料等色々あったのですが総額約3000万円で購入しました。

この戸建て住宅購入に際して一番喜んでいたのが妻でした。妻から見ると妻の実家からも近く、マンションよりも広いため、子育てを行う上でのストレスもかなり軽減したと思います。

たくろー目線でも固定費の大幅圧縮など生活の安定感がかなり増したのを実感します。

最近は金利上昇のニュースが世間を賑わせていますが、そんなことは一切影響がないので一括購入はマジでおすすめです(できるなら)。

購入までは分からないことだらけで本当に大変でしたが、家族みんなが伸び伸びと楽しく生活ができるようになり、マイホームを購入して本当に良かったなと思います。

おしまいっ!

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